アールダ・ウッターナ・アーサナ(半分の立位前屈)は、腰の伸びと胸の開きを感じられる気持ち良いポーズです。太陽礼拝では立位前屈から次のポーズに移る間の繋ぎになるポーズです。

Step1 両足を腰幅に開き、手は腰にあてて、背筋を伸ばして立ちます。肩はリラックス、胸はしっかりと開きます。足裏全体でしっかりと床を捉えます。
Step 2 息を吐きながら、骨盤から上体を前傾させていき、腰が痛まない範囲で前屈します。腰は穏やかに伸ばします。必要に応じて膝を曲げてください。
Step 3 息を吸いながら、手の指先を床につけたまま、上体を起こし、目線を斜め前方にのばし、胸を開きます。この姿勢を3~5呼吸キープします。
Step 4 吐く息で、2の前屈の姿勢に戻り、次の吸う息で、手を腰に戻し、お腹に力を入れて、ゆっくりと上体を起こします。
注意点 Step3でポーズをキープする際に、前方を見過ぎて首の後ろをつぶしてしまわないように気を付けてください。首の周囲は神経が張り巡らされていて大変繊細なので、首周りは力まないよう常に気を配ってください。また、首を反る際は、カーブを描くように穏やかに伸ばすようなイメージで行ってください。
Q. ヨーガポーズを練習するとダイエットになりますか?
ヨーガのポーズは穏やかな動きのものが多く、燃焼率はそう高くないため、ダイエットの即効性をあまり期待できないかと思います。
しかし、毎日練習を続けることで、基礎体力と筋力が培われ、基礎代謝量が上がることによって、時間の経過と共に身体が引き締まることは期待できます。
ダイエットに関心が高い場合は、リズミカルに呼吸と動きを合わせて、流れるようにポーズ続ける「太陽礼拝」がお勧めです。太陽礼拝を毎日続けるとインナーマッスルがしっかりと育まれます。
また、ヨーガはポーズだけのことを言うのではなく、ヨーガ的態度で日々を過ごすことこそが大切です(「About Yoga」参照)。ヨーガ的態度が育まれると、体も心も「ちょうどいい心地よさ」をしっかりと捉えることができるようになります。その結果、暴飲暴食をすることが無くなり、結果としてそうした態度がダイエットに繋がるというメリットもあります。