Urdhva Hastasana (Raised Hands Pose)

ウールドヴァ・ハスタ・アーサナ (両手で天を仰ぐポーズ)は、全身のストレッチとなるとともに、呼吸と身体の繋がりを実感できる基礎ポーズの一つです。

Step1 両手は体側に添えた状態で、背筋を伸ばし、両足は腰幅程度に開いて立ちます。息を吐いて、肩と表情の力を抜いてリラックス。

Step 2 息を吸いながら、手のひらを外側に向けて、両腕を左右から円を描くように上げて万歳をする。

Step 3 この万歳の姿勢を3~5呼吸キープします。肩はリラックスした状態で、耳からの距離を十分に保ち、首の後ろは縮めないようにします。目線は1~2メートル先の床の上の一点をやんわりと見続けるようにしてみましょう。

オプション 肩回りに十分な余裕を感じられる場合は、頭上で両手を合わせて合掌の姿勢でポーズをキープします。首に痛みがなければ、目線は両手の先を見るようにします。

Step 4 息を吐きながら、ゆっくりと両手を左右から降ろしポーズを開放します。


Q. 目線はどうしたら良いですか?

ヨーガのポーズによっては、動きとと共に目線の置き場が細かく定められているものもありますが、基本的には自身の心と体が安心でき安定する自然な目線とともに動き、ポーズをキープする際に、自身の1~3メートル先の一点に焦点を合わせます。

視点を定め意識を集中させることをヨーガでは「ドリシュティ(Dristi)」と呼びます。散漫になりがちな意識を集中させ安定したポーズに導いたり、精神性を磨くテクニックであるとされています。

集中すると視線が鋭くなりがちですが、視線はやんわりと優しくします。大好きなものや、可愛いもの、モフモフの動物を見た時のような優しい目の状態をキープすることで、心もヨガ的な状態に導かれていきます。