マールジャーラ・アーサナ(猫のポーズ)は、牛のポーズと組み合わせて行うことが多く、呼吸と身体の動きを合わせる練習に最適です。背骨の柔軟性を培ってくれるポーズです。

Step1 四つんばいの姿勢になります。
Step 2 息を吐きながら、骨盤の位置は固定したまま、背中を丸くします。目線はお臍へ。肩と首の力を抜いて、肘に力を入れ過ぎないようにしながら手のひらは軽く床を押します。
Step 3 息を吸いながら、四つんばいの姿勢に戻ります。
Q. ヨーガのレッスン中に、膝や肘を「ロックしないでください」と聞くことがありますが、ロックするとはどういうことですか?
「ロックしないでください」というのは、「過伸展しないようにしてください」ということです。
過伸展というのは、関節が本来曲がる方向とは逆の方向に力がかかった状態で、関節を預けることを言います。(実際、肘が逆方向に曲がっていることもよくあります。)
この場合、筋肉の力で姿勢を維持するのではなく、骨格に頼って姿勢を保持しているため、関節周辺の靭帯等を痛めてしまうなどの危険性があります。
四つんばいの姿勢、猫のポーズ、牛のポーズのような姿勢では、肘の過伸展に注意する必要があります。過伸展を避けるためには、肘を一度深く曲げて、そこから少しずつ肘を伸ばし、伸ばしきる直前に動きを止めて、その腕の位置をキープするようにしてみてください。こうすることで、しっかりと二の腕の筋肉を使うことが意識できるため、結果的に二の腕の引き締めにも繋がります。
身体の特徴を知ることがケガのない練習に繋がります。