ビティラーサナ(牛のポーズ)は、背骨のウォームアップとなるやさしいポーズです。猫のポーズと合わせて連続的に行うことで、呼吸と動きをシンクロさせる練習にもなります。

Step1 四つんばいの姿勢になります。
Step 2 息を吸いながら、骨盤の位置が前後しないよう配慮しながら、やさしく背中を軽く反らせます。首をすらりと長く伸ばすようにイメージしながら、やさしく目線を少しあげます。肩は耳から穏やかに遠ざけ、肩甲骨を背中の中心側に下げるよう意識します。
Step 3 息を吐きながら、四つんばいの姿勢に戻ります。
Q. 理想的な姿勢とはどのような姿勢ですか?
ヨーガのポーズのことを「アーサナ」と言います。アーサナとは「心地よく、安定した姿勢」を意味します。ここでは、この「心地よく、安定した姿勢」というのをもう少し掘り下げたいと思います。
私たちが心地よく安定した心持ちでいる時の姿勢をイメージしてみてください。きっと、肩の力が抜けていて、胸は心地よく開いていて、表情には笑みがこぼれていることかと思います。逆に、気分が落ち込んでいる時はどうでしょうか?肩が内側に入り、背中が丸まって、目線は下にむき、顔から笑顔が消えてしまっているのではないでしょうか。
心をいつも前向きにするためにも、姿勢は実はとっても重要です。
理想的な姿勢の特徴は、
・腰骨が立っている
・胸・肩まわりがリラックスしている
・お腹に力が入って腹圧が高まっている
・下半身が安定している
・頭の中が軽く静か
・心地よい呼吸ができる!
上記のような姿勢は意識をしていないと、日頃の生活習慣により簡単にその逆方向に引っ張られてしまいます。例えば、運動不足で筋力が衰えていたり、考え事が多く常に頭の中がぐるぐると稼働していたりすると、背中や腰が丸まった姿勢で過ごしがちになります。こうした姿勢では深い呼吸をすることが難しくなります。浅い呼吸は心の余裕をも奪ってしまいます。
是非日々の生活の中で、「今、自分の姿勢はどんなかな?」と自分を振り返る時間を持ってみてください。そして、上の特徴の中から一つだけでかまいませんので、「腰骨を立てよう!」とか、「深呼吸、深呼吸!」と、自分自身に声をかけてあげてください♪