Yoga

ヨーガの歴史

ヨーガという言葉は「結ぶ」「つながり」「結合」を意味するサンスクリット語のyuj(ユジュ)に由来します。

その歴史は諸説ありますが、一説に約4500年~5000年前のインダス文明に遡るとされます。インダス文明最大級の都市遺跡「モヘンジョダロ遺跡」では坐法を組んで瞑想する印章や様々なポーズをとる陶器製の像などが発見されています。これがヨーガは4500年を超える歴史があると言われる理由です。

ハラッパーの街の再現イメージ
(インド, ニューデリー国立博物館にて2009年に撮影)
モヘンジョダロとハラッパーを記した古代インド地図
(インド, ニューデリー国立博物館にて2009年に撮影)

ヨーガ最古の経典としては紀元後4~5世紀頃にヨーガの聖者パタンジャリによって編纂されたヨーガ・スートラが有名です。悟りに至るための「アシュタンガ(八支則)ヨーガ」の教えを説いています。また、インドの聖典のひとつである『バガヴァッド・ギーター』からも深く広いヨーガの叡智を学ぶことができます。

ヨーガとは?

ヨーガを体系的に記した最も古い文献『ヨーガ・スートラ』に、ヨーガの定義は
ヨーガとはこころのはたらきを止滅することである」と書かれています。

つまり、
「暴走しやすい私たちの『思考・マインド・心』を自らコントロールすること」
それはイコール、
「自分の人生の舵を自ら握ること」
「自分の人生の主人公になること」
だと私は解釈しています。

私がインドでヨーガを教わったDr. Ramesh Bijlaniはレッスンで毎回
Yoga is a way of life. (ヨーガは生き方)」と仰っていました。

つづけて、
「ヨーガはポーズ、呼吸法や瞑想のことを言うのではありません。
これらはヨーガの練習を深めるためのテクニックであり、
正しく深めるための助けです。
ポーズや瞑想などのヨーガの技法を日々実践することは、
ヨーガの態度をもって日々を生活することに直結していきます。
そうしてヨーガの技法がより大きなヨーガの道に浸透してゆきます。」と。

私なりに、10年を超えるヨーガの学びと経験とを紐づけて要約すると、
「ヨーガ的態度で生きる」とは、
心地よさを大切にして生きる」ということ。

なぜそうするのか?
自分らしく生きるため

どうやってそれを実現するのか?
感情の性質を知って、感情をナビゲーターとして、本来の自分の声に従って生きる
ことで実現する。

感情の性質とは?
「心地よい=本来の自分の望むものと合っている。」
「心地悪い=本来の自分の望むものと逆をいっている」
ということ。

私が考える「本来の自分の声に従って生きる」とは、
「ワクワクしたり楽しくなるので自然とやりたくなってしまうこと」を感じ取り、
その心の声や感覚に素直に耳を傾け、実行に移す。ということです。

この時、家族や友人の言葉や社会の規範が頭に浮かび
自らの心にこのように訴えかけてはいないでしょうか?
「好きなことじゃ、生きていけない。」
「もう~だから、~した方がいい。」
「~すべきだ。」

こうした「マインドからの訴え」こそが、私はヨーガの定義が教えてくれるところの
「止めるべき思考」
だと捉えています。
そして、聞くべきは、日々の全ての制限を取り払った時に
心の奥底から湧き出る
「『こうしたい。こうありたい。』という本来の自分の声」
それこそが、私たちが生まれてきて
ここでやりたかったことであり、
人生を充実させ
最大限に生きるためのヒント
だと思うのです。

この「自分の中の素直な感覚・内なる声」に出会えるようにしてくれるのが「瞑想」だと思っています。

ヨーガの呼吸法やポーズの数々は、どれも瞑想状態に入るための手段。
皆さんがイメージする「座禅を組んで行う静かな瞑想」もあれば、座っていると思考が活動してしまう人には、身体を動かして、その体の感覚に一心に没頭して瞑想状態(思考と感情の活動が穏やかな状態)に入るヨーガのポーズの方が行いやすいかもしれません。

その意味では、ポーズも呼吸法も、すべては「瞑想」と言っても良いかもしれません。例えば、書道で無心になれる方は書道が、ダンスで無心になれる方はダンスが「瞑想」なのではとも思っています。さらに、日本の「道」とつく教え(書道、茶道、柔道など)は、まさに「ヨーガ(=道)」だと私は解釈しています。

ここで大切なのは、「頭で考える」ことを一度手放す時間を生活の中に設けるということだと思うのです。

そうすることで、子供の頃に感じていたような「ワクワクした感情」や「懐かしさ」「心地よさ」が心の中に甦ってきます。
その感覚に触れられるようになれば、あとは「外界の声」ではなく、その「内なる感覚・心地よい感覚」に従って、日々の選択を決定してゆくことで、「あぁ、自分らしく、生きている」という実感を得られるようになるのではと感じています。

こう書き綴っている私も、そんな道を日々探求しながら
時にあがきながら、もがきながらも(笑)
日々を心から楽しんでいます。


日々の生活でのひとつひとつの『選択』をヨーガの態度(心地良さに忠実に)で行うと、それは自分自身、そして大切な身の回りの人々、さらにはすべての人々、自然、地球を大切にする生き方に繋がると信じて、自らの「道」をまい進中です。

ヨーガの種類

ヨーガには、現在最も人気のあるハタ・ヨーガ(ポーズや呼吸法を中心としたヨーガ)以外にも多くの種類が存在します。自分自身が “一番はじめやすく、好きな種類” を知ることもヨーガの楽しみの一つであると思います。そこで以下にヨーガの大まかな分類を表にしてご紹介します。


ヨーガのいろは

以下にヨーガの学びを様々な側面から切り取りご紹介したいと思います。お好きな項目をクリックして詳細をご覧ください。


参考サイト:

インドの国立博物館:http://nationalmuseumindia.gov.in/en

最終更新日:2023年9月20日