いざ英語学習をはじめよう!と思った時に
さて、何から始めたらよいかな?と悩むことはありませんか?
そんな時におススメの学習法が「音読トレーニング」です。
以下のステップをこなす中で「リーディング・リスニング・スピーキング・ライティング」の4技能全てのスキルの向上に役立てることができます。
流れを掴んだら、自分なりにアレンジして、伸ばしたいスキルに特化させた学習法として応用することもできます。
まずは素材の準備からスタートしましょう。
必要なものは
● 音源
● 英語スクリプト
● 日本語訳
の3点セットです。
この3つが揃えば、題材は何でも構いません。映画やドラマのワンシーンでも、お好きな歌の歌詞や、スピーカーさんの講演でも!大切なポイントは、「何度聞いてもいい!」と自分自身が思える、いつでも心ときめくものがおススメです。
初めは1分程の長さ、もしくはもっと短くても構いません。音読トレーニングの流れをつかむことが大切です。
私自身が一番初めに使用した題材はスティーブ・ジョブズさんのスタンフォード大学でのスピーチです。
参照:TED『How to live before you die』by Steve Jobs
題材探しの際に私がおススメするのは「TED」です。
なぜかというと、良質な題材が豊富な上に、上でお伝えした3点セットが揃いやすいからです。(全ての動画に日本語訳スクリプトが付いているわけではないのですが、ない場合は英語スクリプトをChatGPTなどで翻訳してもらうことで、自分自身で日本語スクリプトを用意することが可能です。)
そのうえ、素敵なスピーカーさんを見つけたら、「動画」を通じてプレゼンの仕方を真似ることで、プレゼン練習にも繋がるからです。
皆さん、好きなテーマやスピーカーさんはみつかりましたか?
上の3点セットが準備できたら、実際に「音読トレーニング」をはじめましょう!
まずは概要(流れ)をお伝えします。
音読トレーニング【8ステップ】
1. 文字を見ずに音声を聞く → 理解度チェック
2. 文字を見ながら音声を聞く → 理解度チェック
3. 単語&文法をチェックして、意味の確認
スラッシュを入れて、「訳し下ろし」をする
4. リピーティング(リスニングをして音読)
読みにくい所に波線を入れる。音法やリズム、イントネーションを確認する
5. オーバーラッピング(文字を見ながら、音に合わせて、かぶせるようにして音読する)
6. シャドーイング(文字を見ずに音声の後に続いて発話する)
7. ひとり速読 (何度も何度も高速で読み上げる)
8. 文字を見ずに音声を聞く → 理解度チェック
トレーニングの全体像はつかめましたか?
とりわけ重要な項目を太字にしています。
それでは、ここからはそれぞれのステップを解説していきますね。
Step1 文字を見ずに音声を聞く → 理解度チェック
ここで、まずは現状把握をすることが大切です。
何割程理解できたか、メモに残しておきましょう。
この時、難しすぎて理解度0~20%となる場合は、選んだ素材が難しすぎるため、5割程理解できる素材を選んでみてください。
Step2 文字を見ながら音声を聞く → 理解度チェック
今度は、英語スクリプトを見ながら音源を聴き、理解度を再度メモします。
ここで理解度がグッと上がった方は、Step1の理解度を阻む要因が、単語力や文法力ではなく、英語の音やリズムに慣れていないことが分かります。
Step3 単語&文法をチェックして、意味の確認
やはり、ここは大切なポイントです。
聞き流しで英語力が身につかないのは、このポイントを抜いてしまっているからというケースも多いです。
まずは、英語スクリプトの中の知らない単語全てにチェックを入れて、意味を確認します。
次に、文の意味を確認していきましょう。この際に日本語訳を参照していただいて問題ありません。できれば、以下の例のように、英文にスラッシュ(/)を入れて、英語の語順のまま日本語訳をあてる「訳し下し(スラッシュ・リーディング)」を取り入れることをおススメします。この際に、実際に英文を紙に書きだしながらスラッシュを入れて、読み下ろしていくことで、リーディング&ライティング対策にもなります。
例)「Grit: The power of passion and perseverance」より
02:53
Grit is passion / and perseverance / for very long-term goals. //
やり抜く力とは情熱 / そして忍耐力です / 超長期目標に向けた //
Grit is having stamina. //
やり抜く力とは スタミナがあることでもあります //
Grit is sticking with your future, / day in, day out, /
やり抜く力は 自らの将来にこだわることです / 明けても暮れても /
not just for the week, / not just for the month, / but / for years, /
その週だけとか / その月だけ / ではなく / 何年もの間
and working really hard / to make that future a reality.
一生懸命に取組み / その夢を 実現することです
Step4 リピーティング
ここで音源に戻ってきます。音声を流して、その後に続いてリピートします。話しやすいところで区切りながら(音声を止めながら)実践してください。
この際にとても言いづらい所には、ハイライトを入れておきましょう。その文の中には英語特有の音のルールが隠れていることがほとんどです。音のルールの解説については今回は割愛しますが、「英語のリエゾン」「Phonicsルール」「英語の音の法則」などで検索いただくと、分かりやすい記事や動画を見つけられますので、音のリズムやルールを知って、自分自身の発音に取り入れるようにしてみてください。
ここである程度スムーズに発音できるようになったらStep5に進みます。
Step5 オーバーラッピング
Step4との違いは、音源の後に声を出すのではなく、音源と自分の声をかぶせるようにして、同時に読み上げる点です。オーバーラッピングを重ねることで、自分自身の発する音と音源との違いに気づき、自分自身で発音を矯正できるようになっていきます。
このオーバーラッピングは、歌の練習に例えると、アーティストの歌声に合わせて歌う練習部分です。この練習なくして、カラオケで歌を歌うことはできませんよね?
ここで質問です。カラオケで一曲完全に歌えるようになるまで、何回その歌を歌っていますか?
A.「一曲歌えるようになるのに、「〇〇回」程練習しました。」
この回数が、オーバーラッピングする際にこなしていただきたい回数です。
人によっては数回~数十回で完コピをこなせる方もいるかもしれませんが、きっとごく少数だと思います。多くの場合、好きな曲をカラオケで歌えるようになるのに、気づけば50~100回以上歌っていることかと思います。
ぜひオーバーラッピング練習は、カラオケ練習だと思って、何度も何度も行ってみて下さい。カラオケで歌えるようになる代わりに(笑)、英語耳が開けていきますよ♪これはとっても嬉しい感覚です(^^)
Step6 シャドーイング
文字を見ずに、音声の後に続いて影のように音読するのがシャドーイングです。
この名前は聞いたことがある方も多いかと思いますが、実は難易度のすごく高い練習法です。私はレッスンではひとまずオーバーラッピングを音源とぴったり合わせられるようになれば、シャドーイングはスキップしてもOKとお伝えすることも多いです。
とりわけスピーキング強化を図りたい方にはお勧めの学習法となります。
Step7 ひとり速読
仕上げは速読です。できれば音源よりも早く読めるまで練習します。タイマーで測ると客観的に速度比較ができるのでお勧めです。
Step8 文字を見ずに音声を聞く → 理解度チェック
ここまでお疲れ様でした!最後の肯定はStep1と同様、何も見ずに音声を聞いて、どのように聞こえるか?どれほど理解できるか?の確認です。
さぁ、どうでしたか?
Step1の時に比べて、音声がゆっくり・はっきりと聞こえませんでしたか?
もしゆっくり聞こえたり、意味が入ってきたら、「音読トレーニング」をうまくこなせたということです(^^)そんな自分を思いっきり褒めてあげてください♪
これで一連の音読トレーニングは終了です!
お疲れ様でした!
気付いたら1時間以上が経過していたのはないでしょうか?
初めのうちは時間がかかりますが、慣れてきたら、自分流にカスタマイズして、より取り組みやすいように工夫してみてください。
Step1~8を一度に全てこなすことが難しかったら、細切れにして取り組むの◎です!
まずは何より「初めの一歩」を踏み出すきっかけとなりましたら嬉しいです♪
Practice makes perfect!
(継続は力なり)
あなたの新たな扉が開かれることを心から願い応援しています☆彡
2025.3月 更新