英語学習における「ひらがな」の持つ可能性

先日TVで放送されていたところを垣間見て、ふと写真に撮ったこちらの図。

NHK番組より

ひらがなを「図形」としてみたことのなかった私にとっては、多くの発見がありました。

そして、先日見ていたTEDにて、あるアメリカ人女性のお話に惹きつけられました。

「かつて日本に滞在した際に、ひらがなはなんて画期的なのだろう!と感動しました。
ひらがなを覚えれば全ての音を読めるようになるから。
1週間ほどでひらがなをマスターしたわ。」と。

彼女はアメリカに帰国後、
非行少年の85%は読み書きができない
との事実を知り、
読み書きが出来るようになれば
犯罪にも繋がりにくくなるのではと考え
英語の仕組みを改めて調べると、
なんとアルファベットの「O」に関しては、8つもの異なる「音」を持つという事実を目の当たりに。

https://youtu.be/l0o3uKaEZcM 【A New Way to Learn to Read English】より


読み書きを苦手とする人々の識字率を上げるべく、日本語の「ひらがな」を参考にして彼女が作ったリーディングシステムが「Nardagani」。
そうです。上の女性は、Nardaganiの創設者Narda Pitkethlyさんでした。

ちなみに、アメリカでは成人のilliteracy rate(非識字率) が21% (2022)とのこと。

これらのお話から気付かされることは、
日本人学習者が英語の読み書き(単語の綴りや暗記を含め)を苦手とするのは何も第二カ国だからという理由だけではない
という事実がみえてくる。
ネイティブスピーカーにとっても、幼少の頃から難しいものなのだ。

すると、むしろ日本人の英語識字率はとても高いのではないかと。

そして、もう一つ大切な気付きは、
自国の文化の中に、英語学習者を救うヒントが数え切れぬほど隠れているということ。

改めて「日本文化の良さ」を見つめなおし、
その素晴らしさを日本人の生徒さんとはもちろんのこと
世界の若者と共有してゆきたいなと思ったのでした✨

素晴らしき先人たちに感謝☺️

余談:
日本の学校での英語教育は現在変革期只中にありますが
●「日本教育の良さ」と「海外教育の良さ」
●「読む・書く・聞く・話す」の4技能
のバランスの取れたカリキュラムになることを願うばかりです🙏

【参考】Nardaganiのウェブサイト:https://www.nardagani.com/

投稿者: Midori

ヨガインストラクター・英語学習サポーター