悩みのテーマは「いかに自発的な学習者を育むか」です。
指導する立場の際に、「『宿題』をいやいやではなく、自らやりたくなる仕掛けをどうつくれるか。」これが最近私が毎日考えている思考のテーマです。
そこでまずは、わたし自身が学習者の時の状況を考えてみました。
「宿題をする or しない」
これは、いかにその物事を「自分ごと化」できるかに掛かっていると感じました。
昨日の投稿でお話したように、私自身「熱しやすく、冷めやすい、三日坊主人間」です(汗)。その中でも長く続けられている物事に共通しているのは、
・好き
・楽しい
・学ぶ or 習得することがそのまま自身の仕事や人生に活きることを実感できる
上の要素が、「やらない力」を上回った時に、自発的に学習を継続できました。
そして、私自身「一定期間」継続できた、もう一つのパターンがあります。それは、
・やむにやまれぬ状況に追い込まれた時
です。アメリカ留学をはじめ、海外のレッスンや研修に出ると、いきなり初日や二日目からアウトプットを強いられ、何もない状態から何かを発するしかないという状況を何度も経験しました。これは精神的にはすごくキツイけれども、こちらもやはり「効果」はてきめんです。確実に力はつくと体験から実証済みです。でもきっと長期間続けることは心の衛生面を考えると厳しいとも感じました。
ここで私の中に悩みが生まれるのです。
①キツイけど確実に成果のでるやり方
②楽しくて楽しくて、やらずにいられなくなってしまう方法
もし、後者の道があるのであれば、私は迷わず②の道を多くの人にすすめたいのです。
私自身が講師の立場を与えていただくとき、常に私の中のトッププライオリティ(最優先事項)となるのは「受講生の目標達成」です。同時にその目標達成のための「過程」もとても大切だと考えていて、「受講生がそのスキルを身に着けることで、”幸せ”を感じ、”自信&自身”を持ち、”自分の世界を広げる”」ことを支援したいと考えています。
どんな状況下でも、自ら宿題をこなせる人は、着実に実力が向上するところを数多く見てきました。講師をさせていただくと、もちろん全ての生徒さんがそうやって学び、力を伸ばし、羽ばたいてくれたらと切に願いますが、実際にはこれができる人はとても少数派なのではと思います。私自身、すぐに習得する必要のないものは宿題をこなせず、見事なまでのノー自主学習で終えてしまった習い事がいくつもあります。
ただ、「英語」に関しては、日本人のほとんどの人が「習得する必要がある」と私は思うのです。なぜなら、日本には美しい文化・世界に広めたい持続可能な社会づくりのための知恵が数え切れぬほど存在し、今まさに世界が、地球が、それを必要としていると思うからです。また、今の日本の状況からすると、近い未来には人口減少に伴い、海外の方々に助けてもらわなくてはいけない場面が数え切れぬほど出現すると思うのです。
そして何より私自身「英語を習得することのメリット」を実感しています。
一日も早く、国民の多数派が、どこの国の人とでもコミュニケーションを取れるほどの英語発信力を身に着けるため、本当に本当に微力ながら、今日もひとりひとりと向き合いながら、一人でも多くの方が、英語を好きになって、英語でコミュニケーションをとることを好きになって、様々な国の人々との交流をとることが好きになるお手伝いがしたいと思っています。
なぜって?
それが世界平和につながると私は本気で信じているからです。