NHKドラマ『おかえりモネ』とヨーガのお話

NHK連続テレビ小説の中で主人公のモネちゃんが自分の将来の道を模索し、それを見つけていく様子を観ていて、ヨガの聖典バガヴァッドギーターの先生から教わった「えんぴつのお話」を思い出しました。


「鉛筆は自分の役割を自分で認識していると思いますか?」

との質問で始まるこのお話。そのこたえは、

「鉛筆は自分の役割を知らない。なぜなら鉛筆は自分で自分を創造したわけではないので。鉛筆の創造主が”鉛筆の役割”を知っている。」

その後鉛筆は沢山の経験を得て自分の役割を知っていきます。

あるとき、誰かがその鉛筆を手に取って、それで頭を掻く。
すると鉛筆は思う。「役には立っているかもしれないけれど、なんだかしっくりこないなぁ」となんだか不完全燃焼。

あるときは、誰かがその鉛筆を手に取ってもう一本の鉛筆と共にお箸としてつかわれた。
やっぱり鉛筆としてはなんだかしっくりこない。「んー、ぼくにはもっとぼくの活かし方があるんじゃないかな」と感じる。

ある日、誰かがその鉛筆を手に取って、先端を削り始めた。鉛筆はなんだか心地よさを感じる。
そして次の瞬間、鉛筆はその芯を紙の上でスルスルと滑らされてその芯は文字や絵を描いた。
鉛筆は「ハッとして、コレだ!」と感じる。自分はこのために生まれて来たんだって。


おかえりモネの中で、主人公が自分の道を模索する中で様々な人と関わり合い、そこで出会う様々な言葉が混ざりあって、ある日、図書館で手にした気象予報士の本の中の「気象予報士は人の命を守る仕事です。」という一文を見てハッと何かが心の中で花開きます。

こんな風に人はそれぞれ生まれながらに何かしらの役割を与えられていて、それに出会うと心のワクワクセンサーが反応するように創られているのではと私は感じています。

そんな時、道を追い求めようとする事にあまりに必死になり、頭で考えつづけていると悶々としてその答えに辿り着けないこともあると思います。かつて、私も「自分探し」の旅に出たこともありました(笑)。そんな時にはふと思い出して欲しい言葉もまたおかえりモネの中で出てきました。

夏木マリさん演じるサヤカさんが「人の役に立ちたい」「何をしたいか分からない」と悩むモネちゃんに伝えた言葉。それは、
「何の役にも立たなくても生きているだけでいい」

こんな風に、明確な目標はあってもなくても良い。自分を活かせる仕事に出会えたらラッキーだけれど、そうでなくてもいい。ただ生きてさえいればいい。日々を懸命に生きればいいんだと肩の力が抜けた時にこそ、本当にしたいことや本当の自分に出会えるのかもしれませんね。

「おかえりモネ」の情報:あらすじ 第1週「天気予報って未来がわかる?」|NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』

投稿者: Midori

ヨガインストラクター・英会話講師