東日本大震災から10年。心からの哀悼の意を表します。
身近な方をなくされた方は、どんなに無念なことであったか。どんな深い悲しみをおったことかと思うと、こみ上げてくる涙を止めることができません。それは現在なお続くコロナにおいても同じかと思います。そうしたすべての方々の悲しみの心に寄り添い、自分にできる形で人々の健康に寄与したいと心新たにする一日であります。
温かいお茶一杯を囲む日常の有難さを心底見つめさせられる一日。
震災でお子様をなくされた方が、「人の想いだけが人を救ってくれました」と話されていました。
全ての人はどこかで支え支えられ支え合って生きている
私たちが生きているだけで生かされている人がいる
語ってもいい、語らなくてもいい、ただただ今あるそれぞれの中の気持ちに正直でいられればいい
ヨーガの教えの中に「サティヤ(正直さ・誠実さ)」があります。これは、「自分の行動・発言・思考において正直で誠実であること」「世界や他人に対してのみならず、自分自身に対しても誠実であること」を意味しています。
自分に正直に、自分を大切にして生きることが、自分自身、ひいては周囲や自然とも調和して生きる術だというヨーガの教えです。
様々な人への想いが浮かぶ今日だからこそ、「自分自身も心に浮かぶその人の存在と同様に大切な存在なのだ」ということを忘れずに心の中心において、生かされていることに手を合わせて、朗らかに柔らかく丁寧に今日という日を皆様と共に過ごしてゆきたいです。