臨床心理士伊藤絵美先生に学ぶ『コーピング』

ストレス対処法のひとつである「コーピング」。認知行動療法を応用した誰でもどこでも簡単に行えるストレス対処法を臨床心理士の伊藤先生がご自身の著書やTV等でご紹介されています。
それらを簡単にまとめて以下にご紹介させていただきたいと思います。

<「妄想」を活用!認知的コーピングの例>

・「よくやっている」「よく頑張った」と自分を褒める
・大切なひとを思い浮かべる
・過去の楽しかった思い出を思い浮かべる
・未来の楽しいことを想像する
・もしも「〇〇さんが親友だったら、、」などと楽しい空想をする
など

<「手軽&具体的」に行う、行動的コーピングの例>

・寝る(休息をとる)
・ノートに頭の中のモヤモヤで愚痴を書き出す
・好物を食べる
・好きな動物を観察したり、触れ合う
・好きなアーティストのお気に入りの一曲を聴く
・好きなアロマを焚く
・お気に入りの写真を見る
など

これらを行う際の注意点にも触れていらっしゃいました。それは、コーピングはできるだけ

・お金をかけない
・人を巻き込まない
・時間をかけすぎない

ことだそうです。
「人を巻き込まない」に関しては、お互いに助け合う関係をうまく築ければOK!とのことでしたのでご安心ください。どんな時も一人で抱え込まないことも大切です。

こうした、自分を幸せモードにするリストを日頃から書き溜めて、「100個」はリスト化しておくことがポイントです!なぜなら、悩みにはまってしまったり、バーンアウトの状態になってしまうと「楽しいことが何もない」という思考にハマってしまうからです。

そうした際に、これらの「リスト」があり、選ぶだけの状態にしておくことで、トンネルの中でも光をいち早く見つけることができます。
もしくは、これらのどのリストもやる気が起きない。もしくは行っても何も感じない。という状態まで心が落ち込んでしまっていたら、その時は自分だけで解決しようと思わずに、周囲にその状態を打ち明け、専門家の力を借りることも大切なTo doリストです。
自分の状態に気づくためにも、こうしたリストを日頃から作っておくことは、現代のストレス社会を生き抜くための心強い味方になってくれることと思います。

投稿者: Midori

ヨガインストラクター・英語学習サポーター