2050年までに90億人に達するとされる世界の人口。地球環境に負荷をかけずに、十分な食料を確保するための具体的な対策と食事内容が国連フードシステムサミット2021にて紹介されました。
EAT-Lancet Commissionのレポートは以下のサイトより無料でダウンロードが可能です。
https://eatforum.org/eat-lancet-commission/eat-lancet-commission-summary-report/
以下は、レポート冒頭のWalter Willett教授のメッセージです。
「2050年までに健康的な食事に変えるには大規模な食生活の変化が必要です。
世界での果物、野菜、ナッツ、マメ科植物の消費量を2倍にし、赤身の肉や砂糖などの食品の消費量を50%以上削減する必要があります。 植物ベースの食品が豊富で、動物性食品が少ない食事は、健康と環境の両方に利点をもたらします。」
具体的な食事は以下のような内容です。

・一食分のプレートの約半分は「野菜・果物」
・残りの半分「全粒穀物・植物タンパク質源・不飽和植物油」
オプションで適度な量の動物性タンパク質源
・「鶏肉」週に203g
・「牛肉や豚肉」週に98g

ヨーガで提唱される食事内容と多くが重なっていますね。約5000年の歴史を持つヨーガやアーユルヴェーダが教えてくれる叡智は地球にとっても良い教えであることが改めて科学的にも検証されていることがとても嬉しいなと思いました。
Let’s eat more vegetables, less meat!
EAT(https://eatforum.org/):フードシステムの変革を促進するために、ストルダレン財団、ストックホルムレジリエンスセンター、ウェルカムトラストによって設立された非営利団体