マインドフルネス瞑想

私のマインドフルネスとの出会いはインドから帰国して数年後、ノーベル平和賞の候補にもなった禅師/詩人/平和活動家であるティク・ナット・ハン師のマインドフルネスの教えを知ったことに起因します。師によるマインドフルネスの定義は以下の通りです。


「 マインドフルネス 」 とは、「 今というとき瞬間に目覚めている力(エネルギー)」 です。
毎日の生活の一瞬一瞬で、生きることに深く触れることを続けていくよう実践します。
マインドフルであることは、あなたが今ここにしっかりと生きることであり、あなたのまわりの人たちや身の回りで起きていることと、一つになることです。
お皿を洗っているときも、車を運転するときも、朝のシャワーを浴びるときも、いつでも心と体をひとつに調和させるようにします。ただ、歩いたり、座ったり、食べたり、何をしていてもここではそれらをマインドフルにしっかりと意識して行います。座禅している時だけではなく、一日のあらゆる場面でも実践は続きます。

ティク・ナット・ハン師によるマインドフルネスの教えは以下のサイトでご覧になれます:
https://www.tnhjapan.org/


この教えはまさに「Yoga is a way of life.(全ての行動をヨーガの精神で行うことが大切)」の概念と同じだと思いました。

より深くマインドフルネスを学びたいと思い、
マインドフルネスを科学的にとらえた書籍である
『マインドフルネスー基礎と実践ー(貝谷久宣先生, 熊野宏昭先生, 越川房子先生ー2016)』
『マインドフルネス・ストレス低減法 (J.カバットジン博士ー初版2007) 』
を読んで、マインドフルネス、そしてヨーガを科学的知見から学ぶことができました。
科学データにご興味のある方には前者を。マインドフルネスの実践にご関心のある方には後者の書籍をお勧めします。

以下には、J.カバットジン博士の著書からの学びをシェアさせてください。

ジョン・カバットジン博士はマサチューセッツ大学医学部名誉教授であり、センター・フォー・マインドフルネス・イン・メディスン・ヘルスケア・アンド・ソサイエティの創設者であり、マインドフルネス・ストレス低減法のプログラム開発者です。仏教に由来するマインドフルネス・トレーニングを医学の道に応用しました。プログラムはストレスによる心身の疾患に適用され、慢性疼痛・不安・うつの改善に効果があることが実証されています。

カバットジン博士はマインドフルネス瞑想法とは、「目覚めているすべての瞬間を意識的に過ごすためのものです」と述べ、そのために重要な心的態度を以下の7つにまとめています。

1.自分で評価をくださないこと
2.忍耐強いこと
3.初心を忘れないこと
4.自分を信じること
5.むやみに努力しないこと
6.受け入れること
7.とらわれないこと

そして、こうした態度を培う実践的手段として以下の瞑想法を取り上げています。

1.食べる瞑想
2.呼吸瞑想
3.静座瞑想
4.ボディー・スキャン瞑想
5.ヨーガ瞑想
6.歩行瞑想

瞑想に初めて取り組まれる方は、はじめはその道に通じた先生から教わり、共に行うことをお勧めします。瞑想の場合、例えば体調の悪いことに気づかずに一人で行うと「ぐるぐる思考の罠(ネガティブ・サイクル)」に捉えられて一人では抜け出せなくなってしまうことがあります。少しでも体調や気分が良くないと感じた時には、瞑想から一度離れてください。

上記の瞑想法のどれを行う場合でも「瞑想をはじめる前に」にて解説させて頂いた、「瞑想の輪」の概念が応用できます。また、上記の態度の中で「2.忍耐強いこと」とありますが、これは決して自分に「無理を強いる」のとは違います。自分の心や体が辛くて瞑想に打ち込めない。そんな時は自分自身が一番好きなリラックス法を取り入れて「休息」を取ることが何より大切です。音楽を聴く、映画を見る、美味しいものを食べる、友達と話す、アロマを焚く、入浴するなどなど、何でも良いのですが、自分が少しでも「楽しい、嬉しい」と思える感覚を取り戻す「マイ・フェイバリット(お気に入り)」を元気なうちから見つけておくことも、瞑想をすることと同様、とっても大切なことだと思います。

皆さまが自分に合った瞑想法やセルフケアに出会えることを願っています。

マインドフルネスにご興味のある方へお薦めのサイト

<日本語サイト>
マインドフルネス学会:https://mindfulness.jp.net/
MBSR研究会:https://www.mbsr-study-group.com/
川野泰周オフィシャルサイト:https://thkawano.website/

<英語サイト>
Mindfulness Based Stress Reduction:https://mbsrtraining.com/jon-kabat-zinn/
プラムビレッジ:https://plumvillage.org/

投稿者: Midori

ヨガインストラクター・英会話講師

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